人間はもともと菜食だった?肉食動物もいなかった?聖書から肉食菜食を考える。

菜食というと宗教色が強いイメージをお持ちの方もいると思いますが、聖書では肉食は禁じられていません。聖書は食事について何と言っているでしょうか?聖書を見ていくととても面白い事がみえてきます。

人間はもともと菜食だった!?肉食動物もいなかった?

聖書を開くとまず最初に出てくるのが「創世記」です。天地創造の話です。そこで神様はアダムとエバを創り、こう言いました。

神は彼らを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちて地を従わせよ。海の魚、空の鳥、地の上を這う生き物をすべて支配せよ。
神は言われた。
「見よ、全地に生える、種を持つ草と種を持つ実をつける木を、すべてあなたたちに与えよう。それがあなたたちの食べ物となる。地の獣、空の鳥、地を這うものなど、すべて命あるものにはあらゆる青草を食べさせよう。」 創世記1.28-30

この聖句から読み取れることは3つです。
①全ての生き物の管理は人間に委ねられているということ
②草と木の実が人間の食べ物(つまりVEGANということ)
③全ての生き物は草が食べ物(つまりもともと肉食動物などいなかった)

アダムとエバのいたエデンの園は平和で肉食動物も本来は肉食ではなかった。人間も含めた全ての動物は皆菜食だったということです。

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しかし、サタンの誘惑によって堕落してしまったアダムとエバはエデンの園を追放されてしまうのです。そしてこの世に罪が入り込んでしまい、殺し合いや悪が増えていくのでした。

ノアの大洪水の後、神様は肉食を許可する。しかし、なぜ?

ノアの大洪水。なんとなく知っている方も多いかと思います。
アダムとエバの失楽園後、人が増え始め、悪も増え始めていました。そこで神様は人を創ったことを後悔され、大洪水を起こして地上から人間を一掃することを考えます。

主は言われた。
「わたしは人を創造したが、これを地上からぬぐい去ろう。人だけでなく、家畜も這うものも空の鳥も。わたしはこれらを造ったことを後悔する。」 創世記6.7

しかし、ノアという人は神に従う無垢な人であり、神はノアに箱船を造らせ、ノアの家族と種となる生き物のオスメスだけ救います。これがノアの大洪水です(つまり、今生きている私たちは全てノアの家族から出たということなのです)

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そして大洪水が置き、雨が40日40夜降り続き、その水はあらゆる山をも飲み込みました。そして150日間水の勢いは失われることはありませんでした。そして水が引き、ノアの箱船はトルコのアララト山に漂着。神様に祝福され、新たに人類が地に広がっていきました。

神はノアと彼の息子たちを祝福して言われた。
「産めよ、増えよ、地に満ちよ。地のすべての獣と空のすべての鳥は、地を這うすべてのものと海のすべての魚と共に、あなたたちの前に恐れおののき、あなたたちの手にゆだねられる。動いている命あるものは、すべてあなたたの食糧とするがよい。わたしはこれらすべてのものを、青草と同じようにあなたたちに与える。ただし、肉は命である血を含んだまま食べてはならない。また、あなたたちの命である血が流された場合、私は賠償を要求する。いかなる獣からも要求する。人間どうしの血については、人間から人間の命を賠償として要求する。人の血を流す者は人によって自分の血を流される。人は神にかたどって造られたからだ。あなたたちは産めよ、増えよ、地に群がり、地に増えよ。」  創世記9.1-7

ここでなぜか神様は「動いている命あるもの」つまり動物を青草に加え、食糧として許可します。どうして?と疑問を持つ方もいるかと思います。私も、最初にここを読んだ時は「ん?どうして?」とよく意味がわかりませんでした。

しかし、月日が経つうちに答えが見つかりました。

堕天使によって巨人が生まれ、世の中がめちゃくちゃだった時代

そもそも地上に悪が満ちてしまった大きな原因の1つに「巨人が生まれた」ということが関係しています。神様が大洪水を起こしたことにも関係しています。簡単に説明するとアダムとエバの失楽園後、堕天使たちが人間の女性に惚れてしまい、人間と関係を持ち、子供を生ませてしまいます。それをネフィリウムと言います。この巨人はとても凶暴で食べ物が尽きると人間を食べてしまうほどでした。こんな話をするとピンとくる方もいると思いますが「進撃の巨人」はおそらくこの話から来ているものでしょう。そしてその裏には何か意味が隠されていると勝手に考えています。そして更にこの堕天使たちは人間に魔術、医療、化粧、武器の作り方などを教えます。特に武器の作り方を知ってしまったことで争いが満ち、女は化粧によって売春を犯したと、とにかく今では想像できないほどノアの時代はめちゃくちゃな血みどろの世界だったのでしょう。

このことは聖書の外典である「エノク書」に詳しく書かれています。

『エノク書』第6章によると、ヘルモン山に200人の天使たちが集まった。彼らのリーダーはシェムハザで、そのほかアラキバ、ラメエルなど20名が天使たちの長であった。彼らは互いに誓いをたて、人間の娘たちを妻にめとった。その際、人間に禁じられた知識(呪術、薬草、剣、盾、胸当てなど武器の作り方や腕輪、眉毛の塗り手入れの方法の仕方、占星術など)を地上の人間たちに教えたが、それによって男は武器で争うことを、女は化粧で男に媚を売ることを覚え、地上には不敬虔や姦淫など様々な悪行がはびこることになったという。
堕天使と女性たちとの間には身の丈3000キュビト(1350メートル)にもなる巨人(ネフィリム)が生まれ、彼らは地上の作物はおろか、鳥や獣、人間を食い尽くし、最後には巨人同士での共食いまで始めた(7章)。
やがて滅び行く人々の声が地上に届き、ミカエル、ガブリエル、ウリエル、ラファエルの四人が地上を見下ろしては暴虐が行われているのを見た。神は大洪水によって地上のものを滅ぼすことにし、ラメクの子ノアとその家族だけは助けるため、ウリエルを使わした。神はラファエルに命じてアザゼルをダドエルの穴に閉じこめさせ、ガブリエルに命じて堕落した者たちを相争わさせ、ミカエルに命じてシェムハザとその仲間たちを大地の地下の下に永遠の審判の日まで閉じ込めさせた(10章)。 wikiより

化粧も悪魔から伝えられたというのはちょっと驚きですが、最近は詐欺メイクという言葉があるように人間にとって化粧というのは使い方次第ではとても危険な技になるというのも納得できます。以下のサイトを見ていると驚きを隠せないというか、私としてはショックであり、怖くなります。

騙されてはいけない!これが詐欺メイク・化け過ぎた世界111人のビフォアー/アフター

また、占星術というとよくTVの最後に出てきたりしますが、最近では占星術を信じる人や行う人が増えてきている印象がありますが、近づかない方がいいでしょうね。さて、そんな世界をみて神様は洪水を起こすのです。

そこで上の創世記の聖句をみてみると神様は人間だけでなく、動物すらも造ったことを後悔しています。実はここがポイントなのです。また、洪水後にも神様は血の賠償について、人間だけでなくわざわざ動物にも言及しています。

ノアの時代、おそらく動物も人間の血をたくさん流していた

私たち人間は神様の形にかたどって創られました。ですから、私たちは神の子であり、子の血を流すものは罰せられるのです。それは動物も例外ではないということです。

もし、動物がそもそも人間の血を流すようなことをしていなければ神様は動物を創ったことを後悔するはずはなく、動物が人間の血を流すようなことをしていなければ血の賠償について動物に言及する必要はないはずです。

つまり、ノアの時代、動物も人間の血をたくさん流していたということが見てきます。動物も感情を持っているという主張はよく聞きますが、それならば動物も人間の血を流す、流さないの選択ができたのだろうと考えられます。しかし、実際は流していた。もしかしたら闘技場のような場所でそうしなければならない状況に置かれていたのかもしれません。それは定かではありませんが、動物が人間の血を流していたことは確かでしょう。

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しかし、神様は人間をあらゆる生き物の管理者として権威を与えました。その神にかたどって創られた人間という管理者の血を流すことは重罪であり、その動物に対する裁きして神様は肉食を許可した、いや許可せざるを得なかったのだと私は考えています。ただ、それは許可されただけの話であって、肉食を礼賛することを神様も望んではいないと個人的には思っています。

まとめ

大洪水が起きた背景を踏まえて創世記の聖句を読んでみるとこの肉食が許可されたワケはあながち的を得ていると思います。神様は始めに人間に植物を食べ物として用意した。しかし、人間の堕落後、堕天使によってもたらされた知識や巨人によって悪がいっそうに満ち、動物も人間の血を流した。それゆえに裁きとして動物は人間の食糧として許可された。ただ、もともと神様は人間に植物を食糧として用意したのであって肉を食べも罪にはならないが、食べ過ぎる事は望んでいないと思います。それゆえに動物性食品の食べ過ぎが病気の原因になるのもうなずける話です。というよりも、菜食だろうが肉食だろうが食べ過ぎが問題であり、もっと言えば「むさぼる心」と私たちは真剣に向き合わなければならないと思います。これはダイエットにも言える話です。

人間は菜食でも生きていける。肉を食べても生きていける。それだけの話です。そして、貪る心に静めることができれば自分も健康で環境にも動物にもより優しい選択ができていけるのだと思います。

最後にダニエル書から引用します。
ダニエルとはとても優秀なイスラエル人でバビロン帝国に襲われ、連行されます。バビロンに仕えるため、王が定めた肉類と酒を与えられるようになっていましたが、そこで世話役にこう申し出ました。

「どうかわたしたちを十日間試して下さい。その間、食べる物は野菜だけ、飲む物は水だけにさせて下さい。その後、私たちの顔色と、宮廷の肉類をいただいていた少年の顔色をよくお比べになり、その上でお考えどおりにして下さい。」世話役はこの願いを聞き入れ、十日間彼らを試した。十日たってみると、彼らの顔色と健康は宮廷の食べ物を受けているどの少年よりも良かった。 ダニエル書1.12-15

 

ちなみにノアの大洪水はただのストーリーではなく実話です。その辺の話はまた。

■中山■

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ABOUTこの記事をかいた人

菜食の元パーソナルトレーナー。 2016年に洗礼(バプテスマ)を受け、クリスチャンになる。食の探求から陰謀論の世界に入り、真実を追い求める。そして真実は聖書の中にあると確信。食や運動などトレーナーからの視点とクリスチャンの視点を合わせた情報発信を行う。